整体師は大変な仕事ですが、非常にやりがいが感じられる仕事です。
整体師の技術はサロンや接骨院や事務など幅広い分野で必要とされています。
そんな整体師になるためには、どの学校に進学するべきか知らないことだらけだと思います。
知識や技術を習得して一人前の整体師になるためには失敗しない学校の選び方をご紹介します。
目次
無資格でも整体師になるなら学校は必要?
実は整体師は業務独占資格ではないので、資格無しでも整体師になれます。
学校に行かなくても和整体院で実務経験を積むことで整体師として働くことは可能です。
ですが、時間もお金もかけても整体師の学校に通うことを強くおすすめします。
学校に行くメリット
スクールを通って資格を取得すると以下のメリットがあります‘
2. 転職ができる
3. お客さんから技術の信頼性がある
4. 起業独立ができる
整体師の学校に行くと長期的なキャリアを築くことができるので、その道のプロとして仕事ができるようになります。資格を取得するために学校に行くことは積極的に検討するべきだといえます。
心配なのが時間ですが、現在の仕事が忙しく学校に行く時間がない方にでも整体師の学校は通信制や夜間で授業を行っています。仕事をしながらも整体師の学校を卒業できます。
選ぶ手順
整体師の学校を選ぶ流れをご紹介します。
興味のある資格について考える
何かしら特定の資格に興味があれば、それを軸に選ぶのがよいでしょう。
整体師の資格は非常に種類が豊富なので初めは興味のあるもので絞ってみましょう。
参考までに整体セラピスト、スポーツ整体師、リラクゼーション・セラピストなどがあります。
資料を取り寄せ
興味のある学校をインターネットで調べるのも情報に限りがあります。
より効率的に調べるために気になる学校の資料を請求しましょう。
実際に治療を受けてみる
付属の整体院で施術を受けてみるのもよいでしょう。
今まで一度も整体院に行かれたことがない方は、ここで”どんな仕事をするのか”イメージがつくと思います。
体験入学
整体師を志望する方のために体験入学を行う学校があります。
入学しないと分からないこともあります。
実際の雰囲気を掴みたい方は体験入学を申し込んでみましょう。
入学後に学校を変えたいと思っても手遅れになので、ミスマッチを防ぐため体験入学はおすすめです。
カリキュラムを確認
整体師の学校は講義内容がそれぞれ異なるのでしっかり確認しましょう。
骨格調整、筋肉をほぐすなど手技、解剖学や生理学の座学がカリキュラムに含まれているか確認しましょう。
なかには、教養や趣味のレベルで終わるコースもあります。
それでは学校を卒業しても自信もスキルも身に付かないことがあります。
入る前にどういった教育を受けるのか要チェックです。
コースによってカリキュラムは変わる
整体の学校はレベルごとにコースを分けています。
・解剖学や医学、骨盤調整、接客に関する知識を習得してプロとして働く
人材を育成するコース
・整体師としての技術と知識、独立開業するための経営知識や技術などを習得するコース
特色ある整体スクールはオプションでアロマやスポーツに特化した教育なども行なっています。
スクールによってコースの名前が違うのでしっかり教育内容が自分の志望と合っているかチェックしましょう。将来的に独立開業をしたい方、雇われて働きたい方などキャリアプランに合わせて選びましょう。
整体師スクールの学費
整体スクールの通学期間が6ヶ月で50万円、1年で100万円、2年で200万円かかるのが相場です。その他にオプションコースを履修、教材や入学金を考慮するとさらに高くなります。
整体師になるための講習会も開かれており、こちらは1回で3000円〜5000円、1日で2万円程度の手軽な価格に設定されています。
最低でも6ヶ月のコースを受講することをおすすめします。
本格的にキャリアとして整体師を考える方には充分に時間をとって学ぶのがベストです。
安さだけで選ばない
授業料よりも講義内容、見学、卒業後の進路などを見てお金を払う価値があるスクールか調べておきましょう。
学費が高いと敬遠しがちですが、学費が高いほど質の高い教育が施されて卒業生のキャリアが実現できている傾向にあります。安ければ良いという考えではなく卒業後の自分がイメージできるスクールを選んで比較してみましょう。
ただし、「授業料が高い=授業の質が高い」ということではないので注意しましょう。
授業の方式
整体師のスクールは全日制のみならず、日時指定、通信教育、フリータイム制で受講者を受け入れているので自分に合ったものを選びましょう。
全日制
学生として勉強に集中できる方は全日制がおすすめです。
本格的に学ぶことができるため、しっかりと整体師としての技術が身につきます。
夜学
昼間に仕事をしている方は夜学がおすすめです。
ただし、残業が多い職場にいる方は仕事との両立が難しくなります。
通信制
整体師のスクールに行かず自宅で自由な時間に勉強することができますが、自己管理を怠らないことが大切になります。
通信教育はスクールに行くよりも安く学費を抑えられます。
DVDを使って整体の手技や座学を勉強します。もちろん、整体は実技なので講習を何度か受けて覚えることができます。
フリータイム制
都合のいい時間を選んで授業を選ぶ授業形式です。
仕事をしている方、予定が不規則な方には大変便利だと思います。
コースの選び方
整体師の資格は何種類もあるのでスクールで何を取得したいのか決める必要があります。
整体師の資格はたくさんあり、整体師のほかにも多くの民間資格が取得できるコースが設置されています。
・スポーツ整体師
・ボティケアセラピスト
・アロマセラピスト
・ヨガインストラクター
・カイロプラクター
・リフレクソロジスト
整体師になってから他の民間資格の取得を考える方もいますが、仕事をしながらじっくり勉強するのは大変です。休日や夜間のスクールもありますが、仕事をしながら勉強するよりも2年間みっちり勉強してスクールを卒業するのがおすすめです。
迷うなら普通のコースにしよう
迷ったら特色のない整体院のスクールを選びましょう。
整体師のスクールにはアロマやマッサージをつけて特色のあるサービスを提供していますが、入学する段階では将来のことをはっきりと描いている方は少数派でしょう。
そんな方は整体師として基本的に必要な知識と技術が学べる学校を選ぶようにしましょう。
整体院はアロマ、マッサージなど整体に何か特色をつけてオリジナルを目指す方が多くいますが、計画を立てずにコースを選ぶと将来の選択肢を狭めてしまことになります。
国家資格を取るなら
柔道整復師、あんまマッサージ師、鍼灸師などは国家資格にあたり、資格を所持していない人は許可されていない施術もあります。
整体師の技術の幅を増やすために国家資格を取得するのもよいでしょう。
国家資格なので民間のスクールでは取得できないため注意が必要です。
国が指定したスクールと国家試験を突破することで資格が取得できます。
国家資格を目指す場合は取得出来るスクールかどうか調べておきましょう。
整体院の付属スクール
整体院が経営している整体師学校を選ぶのもよいでしょう。
整体院の学校の最大のメリットは就職に困ることがありません。
また、卒業後の進路相談やフォロー体制が万全であるため卒業後の進路に悩むことはありません。整体院と関係が深いため実践的なスキルを勉強ができ、在学中に整体院の雰囲気を掴むことができます。
専門学校は技術や知識は教える環境はあります。
ただし、整体院の就職のフォローの方が手厚く卒業後は整体院の学校の方が安心できます。
学校選びは自分のやりたいことをよく考えて選ぼう
整体師になるために必要な学校選びを紹介してきました。
整体師は多くの分野で必要とされ、非常にやりがいのある仕事です。
また、学校を卒業すれば手に職を付けて転職や独立、知識や技術も身に付くのでおすすめです。
選択肢が豊富で学校選びは大変ですが、視野を広げて将来はどのような整体師になるか考えて学校を選んでみましょう。
そうすれば、きっと数ある中から自分の行きたい学校が見つかるはずです。